こども伝統祭事の企画は、能勢町内や日本各地で古くから伝わる、こどもが主体的に活動するまつりの文化を現代のこどもたちにも発展的に継承しようという想いから、銀鮒の里学校との共催で2020年11月の亥の子まつりから始めた企画です。
亥の子まつり(写真)では、午前中に、もちつきでついた餅で手づくりぼたもちをつくって食べ、午後は亥の子に関するおはなしを聞いた後、亥の子の祭事で使う亥の子槌づくりに挑戦。亥の子まつりは西日本の各地で行われている、こどもが主役のまつりですが、円盤状の石か藁でできた棒状の槌で地面を搗く風習があります。
能勢町では、藁の棒で搗く風習が伝わっており、現在も行われています。今日では、西洋のハロウィーンは知っていても、身近にある風習の亥の子は知らないという都会のこどもが多い現状があります。
「こんなに楽しい日本のまつりがあるんだ」と、参加したこどもたちは大喜びでした。亥の子まつりの他にも、四季折々さまざまなこども伝統祭事の企画を行う予定ですので、ご期待ください。